
千歳川桜 千歳市
Chitose River Cherry tree / Chitose-shi
しとしと雨の千歳川を見て歩く。色のなかった川縁にようやく春がやってきたのは五月。
新緑とおなじ頃サクラも開花し、このあと一気に色を増してゆく。樹々がいろいろに輝くすばらしい一時。
□Cotton Paper / Inkjet□1456mm×728mm□2013 Shooting□2014 Image Work□

支笏湖 千歳市
Lake Sikotsu / Chitose-shi
日中はまだまだ暑かった。
支笏湖の旧有料道路を走りポロピナイを目指すと、
太陽が沈んだすぐあとは暮れ行く空がうつくしい。
ゆれる湖の向こうにフップシをみると晩夏の月が静かに光っていた。
□Cotton Paper / Inkjet□1456mm×728mm□2014 Shooting□2015 Image Work□

烏柵舞橋 千歳市
Usakumai Bridge / Chitose-shi
マイナス10度くらいだろうか。
そこそこ冷え込んでいる千歳の街を抜け支笏湖へ向かうと、
いつも通るウサクマイ橋あたりもビシッと凍てついている。
川霧と青い朝の光に輝く千歳の冬。
□Cotton Paper / Inkjet□1456mm×728mm□2014 Shooting□2015 Image Work□

樽前ガロー 苫小牧市
Tarumae Garo Valley / Tomakomai-shi
南北には切り立った谷がある樽前の森。
盛夏、樽前ガローを目指すとここだけひんやりして気持ちよい。
深く切り立ったそこは大地とは隔離され壁がすべて苔むした別世界。
緑に覆われた崖の底を水が静かに流れ落ちていた。
□Cotton Paper / Inkjet□1030mm×728mm□2013 Shooting□2013 Image Work□

エゾエンゴサク 千歳市
Ezoengosaku (Spring Ephemeral) / Chitose-shi
春、しとしと降る雨のなかモラップの麓に入ってみると、
濃い茶色の地面には若々しい緑が伸びあがってきている。
その葉影にかくれるように青い春の花が咲き始めていた。
スプリングエフェメラルはあっというまに過ぎ去るからうつくしい。
□Cotton Paper / Inkjet□594mm×841mm□2012 Shooting□2015 Image Work□

七条氷柱 苫小牧市
Nanajo Icicle / Tomakomai-shi
このところ冷え込みは厳しくなってきたから、きっとそろそろだろう。
いく筋にもなる滝の滴りはつららに姿を変え見応え十分に育っている。
滝に目を奪われてしまったが、その周囲にひっそり氷柱が。
滲み出した地下水は天地がつながりなんとも神秘的だ。
□Cotton Paper / Inkjet□728mm×1030mm□2014 Shooting□2015 Image Work□

七条大滝 苫小牧市(勇払川支流丸山川)
Nanajo Falls / Tomakomai-shi
あたりが雪に覆われると音が吸収され静さが際立つ。
針葉と落葉の森を歩くと、ふぁさふぁさと羽音をさせながら数羽飛ぶ野鳥に気づく。
一定の距離をたもち彼らも同じ方向に進んでいるのはこちらに興味があるのだろう。
滝まで同行してくれる彼らが一緒だと、一人歩きも悪くない。
□Cotton Paper / Inkjet□1456mm×728mm□2014 Shooting□2015 Image Work□

ママチ川 千歳市
Mamachi River / Chitose-shi
森の色がキイロに変わった。ママチ川沿いの林道は落ち葉にびっしり覆われている。
時々吹く風に樹々が揺れ、葉はどんどん枝から離れてゆく。
川越しに森を見る。
地面にとどまるもの、流れ行くもの、落葉は大地の糧になってゆく。
□Cotton Paper / Inkjet□1189mm×594mm□2013 Shooting□2015年 Image Work□